2010年08月13日

『山の林間学校』無事終了しました!

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  先週末、8月7・8日、
  エコラ倶楽部東京支部主催
  『山の林間学校2010』を開催しました!

  今年も多くの方々のご協力あって、
  事故なく無事に終了いたしました。
  遠くまで足を運んで下さったお客様
  ありがとうございました。




今年は8月の第2週に行ったため、ホタルは見られませんでしたが
山百合が大きく花を咲かせてお出迎えしてくれました。
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お天気にも恵まれた、充実の二日間。
それぞれ、どんな思い出を持ち帰ったでしょうか?
「学びの場」として、今後活かして頂ければ幸いです。

さて、内容については
ワタクシ、東京支部「エコロジーライフ花」のsaiが、一日ずつご報告いたします。

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   んー、すごくよく晴れました。
   とても良い青空です。 

   一日目の開始はお昼。
   昼食の支度をしながら
   みんなの到着を待ちました。



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  社長はこの日、早朝から
  釣りへ出かけて行って、
  なんと11匹(!)の魚を
  釣り上げてきました。
  ひとまずこれは、夜の宴まで
  保管しておきます。



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  準備が整ったところで
  開校宣言…ですが!
  目の前のごはんが待てない!
  昼食は地元の野菜とおにぎり。
  シンプルですが一番素材の
  美味しさが活きる食べ方です。




みんなが満足したら、工場へ集合。
森林インストラクター、ポレさん「こども樹木博士」のスタートです。

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自己紹介などをしたのち、皆を並ばせて、手を繋ぐよう指示するポレさん。
そして
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ジャンプッ!
右へ左へ。ポレさんの掛け声に合わせてちぐはぐなジャンプをします。
さっきまで初めて見る顔同士、ちょっと遠慮がちでしたが、一気に
表情がゆるみました。


打ちとけたところで、目的の散策に出かけます。
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  「こども樹木博士」とは、子どもを中心に
  多くの人々が樹木の名前を識別できるように
  なり、これをきっかけとして森林に親しんで
  もらうことを目的とした活動。



舘岩の家の周りには、実に様々な木々が生育しています。
みんな、ポレさんの「テストに出るよ」という言葉に反応し
かなり一生懸命にメモをとったり、イラストにしてみたり
葉っぱに触ったりしていました。

折り返し地点は、沢。澄んだ水がとうとうと、流れます。
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笹舟を流しているうちに、足だけのはずがなぜか全身びしょびしょの子も。

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  日向では汗が止まらない気温でも
  沢に下るとひんやりとします。
  山から湧き出す水は、入っている
  うちに足がかじかむくらい冷たい。

  山の力はすごいです。
  周りには豊かな緑。
  全身染まりそうですね。



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さて、舘岩の家に帰り、テストです。
どれだけの葉っぱを覚えてこられたのでしょうか?
うんうん唸って30分。結果は…みんな優秀でしたよ!

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  さて、時間は午後4時。
  夕飯の仕込みを始めましょう。
  メニューは舘岩の郷土料理です。
  民宿を営む(大工さんでもある)
  地元をよく知るまさおさんの
  「郷土料理教室」の開始です。



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まず一品は『ことじ』。
とり肉だしをベースにして玉ねぎ、人参、じゃが芋、きくらげ、蒲鉾、
などなど多くの食材を均一になるよう角切りにして、煮込みます。
煮えてくると、それはそれは、良いにおい。

二品目にはウスとキネを使います。
秋田のきりたんぽにも似ている、「ばんでい餅」です。
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ハガマで炊いた白米を、ウスに移して、
最初はこねるように、段々と力を込めて突きつぶします。

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女の子も奮闘!
突いたものを団子状に丸めるのですが、ひとしきり団子にしたところで
一足早く、ことじが出来ちゃいました。待つのがツライ。

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ばんでい餅は、十年味噌を塗り、囲炉裏で焼き上げます。
十年味噌はエゴマと味噌と砂糖などのまさおさんブレンド。
焼くと香ばしいにおいがあたりに立ち込めました。
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夕ご飯は6時半ごろ、わが社の囲炉裏マスターsaki部長のばんでい餅の
焼きあがりを待ちながら、囲炉裏をかこんで皆でいただきました。
(あんまりにもばんでい餅をよく面倒見てくれたので、彼には後に、
“ばんでい先生”という称号がつきました)

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この日、最後はキャンプファイヤーと花火でした。
普段は火遊びすると怒られていますが、この日は特別。
新しい薪を入れた時に巻き上がっていく火の粉の綺麗さに、
みんな歓声を挙げていました。


沢で素足になること、包丁を握ること、火を使うこと、どれも危険と隣り合わせ。
けれど、「危ない」から駄目・なのではなく危険に対してどうするのか、
ジッと目を光らせて、こども達を見守る親御さん方の姿勢は印象的でした。

山で暮らすことは、単純な自然観察会では終わりません。
一日目、参加者の表情の変化を見ていて、子も親もスタッフも、
学ぶ場であり、成長する場であると感じられたのです。

sai
posted by エコラ倶楽部 at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京支部
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